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TOPほのちゃんRoomこちら創作物語:ハンバーガーゲット事件

 

 

創作物語:ハンバーガーゲット事件

冬の創作物語課題
『ハンバーガーゲット事件』

ハトの無賃乗車の続編です。
東京に着いたポッポとピヨン!
別れて どこに向かうのでしょう?
あら!また会っちゃったのね〜

Boss Bargerで
なに買ったのかなあ〜?

トンビすごくない!
見えないし!さわらないし!
早わざ!神わざ!
ほんとうに 
安藤は気付かなかったわ!(笑)
安藤が食べていたのは
「チキンタツタBarger」

う〜!なぜか気になったのは!
。。。?????

ハンバーガーゲット事件は
安藤の体験したことで〜す。
お正月参拝のあとは、
神奈川海岸でハンバーガー食べながら
潮風にあたるのが恒例でした〜。
潮風にあたると風邪をひかないとか。

そこで起きた事件!事件!
みなさ〜ん!大変です〜!
みなさまも
お気をつけくださ〜いね〜。

ハンバーガーゲット事件
トンビの早わざ!
まだまだ続く冒険!
第4話をお楽しみください。

1話から4話のイラストも
イメージチェンジしました。

ほのちゃんが
「ハンバーガーゲット事件」を
英文に変換しました。
日本文、英文あわせてお楽しみください。
がんばる16才ですね〜。

対 象

実施日

ハンバーガーゲット事件

第1話 ポッポとピヨンの再会

よく晴れたある日、
ポッポは海のそばにある町へと
やって来ました。
何隻もの船が並ぶ海岸の上には、
カモメたちが飛び回っています。
「ここは都会に負けないくらい、
面白い町だな」
そう呟いたポッポは
電線の上に止まり、
町の通りを観察します。
都会に比べると道は広く、
人の数も多くはありません。
商店街の方向を指す看板の前を、
魚を乗せたトラックが
通り過ぎていきます。
その時、
ポッポは歩いていく人の中に、
麦わら帽子を被った男の子を
見つけました。
都会に向かう電車の中で
出会った子です。
「おーい!また会ったね!」
そう呼びかけると、
男の子はポッポを見て言いました。
「あ!
あの電車に乗っていた鳩じゃないか!」
「覚えていてくれたんだ! 
そういえばお腹がすいたな……
この町にポップコーンは売っている?」
「たしか売ってるよ。」
「ちょうど僕も海を見に来たんだ。
その近くに
ポップコーン売っていたから
案内するよ」
ポッポはさっそく
男の子の帽子の上に降り立ち、
二人はそのまま海の方へと
歩いていきました。
すると、BOSSバーガー店の前で
手を振る女の子がいました。

若葉のような淡い
緑の服を着た彼女は、
ピヨンより
少し年下くらいでしょうか。
「あっ、あれは」
まずいという顔をして
ピヨンは
道を変えようとしましたが、
女の子は目をキラキラさせて
あっという間に
走り寄って来ました。
「わあ、ピヨーン!
久しぶりだね!
元気だった?
何してるの?
あっ可愛い鳩ね!
その子はペット?
一緒にどこか行くの?
私は海を見に来たのよ!
今日は天気がいいよね!
そうそうこの間…」
早口でまくしたてる彼女に、
ピヨンがため息をつきました。
女の子が喋り続ける間、
ポッポが小さな声で聞きます。
「誰だい、ガールフレンドかい?」
「友達さ。
葉っぱの妖精、リリーだよ」
「よくあんなに口がまわるねえ」
ポッポが感心するなか、
ピヨンは大きく咳払いをして
リリーの話をさえぎりました。
「うん、
君が元気そうで何よりだ。
僕たちはね、
海を見に来たんだ。
これからこのお店で
食べ物を買うところ。」
リリーは
ピョンと飛び跳ねて言いました。
「私もだよ!
やったあ!
ちょうど今並ぼうと思っていたの!
一緒に行こうよ!
私もさっき歩いていたら
お腹が鳴っちゃって……」
リリーに手をひかれ
お店へと向かいました。
貼り出されたメニューには、
ポッポが見たことのない食べ物が
ずらりと並んでいます。
「うわあ、
こんなにたくさん
食べ物があるのか!」
ポッポはピヨンの帽子の上で
羽をバサバサとさせます。
「僕は何にしようかな」
ピヨンがつぶやくと、
女の子が言いました。
「私はハンバーガーがいいな!
ほら見て!
とってもおいしそうだよ!」
「うん、僕もそうするよ」
「オッケー、じゃあ、ふたつね!
そっちの鳩さんは?」
「僕はポップコーンー」
「あーっ、いいね、いいねー!」
そうして、
三人は食べ物が入った
温かい袋を手に、
海へと歩いていきました。

第2話 Boss Bargerにポップコーンいいね〜

三人は海岸の近くにある
丘に座りました。
草をそよそよと揺らした風が、
手前に広がる海へと
吹いてゆきました。
森に住んでいる
ピヨンとリリーが、
視界を遮るものが何もない
海の景色に歓声をあげます。
「うわあ、すごいな!
あんなに向こうの景色まで見える!」
「大きいね!
あの上を船ですーっと渡ったら、
なんだか空まで飛んでいけそう!」
「僕は空なんて
かんたんに飛べるよーん」
そう言ったポッポは
海の方には目もくれず、
ポップコーンの袋を
くちばしでつつきます。
ところが、
それはくちばしでは
なかなか開かず、
結局は
ピヨンに開けてもらいました。
「うーん、
やっぱりポップコーンは
おいしいね!」
ポッポは口いっぱいに
ポップコーンを頬張りました。
海を見ながら
食べるハンバーガーは、
それは何倍もおいしく感じられた
リリーとピヨンでした。
「ねえポッポ、
このチキンバーガーもおいしいよ!
少し食べる?」
「いや、
僕は共食いはしない主義なのさ」
「えー、こんなにおいしいのに〜。
でも、私はポップコーンほしいなあ!」
そう言って、
リリーは、食い入るように
ポッポのポップコーンへと
目をやりました。
その時、
ひゅうっと風が吹きました。
「あれ、なんだろう」
海を見ていたピヨンが
言いました。
風といっても、
それは大地を
通っていくようなものではなく、
あきらかに三人のところだけに
吹いたのです。
「どうしたの、ただの風でしょ?」
リリーは言いました。
そして、ハンバーガーを
口に持っていこうとした時に
「あーっ、
ハンバーガーがなくなちゃった!」
リリーが悲鳴をあげました。
「そんなことあるわけないよ。。。」
少しあきれた顔で
ピヨンがリリーを見ましたが、
確かに数秒前に
あったはずのハンバーガーが
ありませんでした。
「ほら、ないの!
どこにいったんだろう?」
立ち上がったリリーが服をはたき、
辺りを見まわします。
首をかしげたピヨンが、
あっと笑って言いました。
「ポッポ、君のしわざかい?」
ポッポは
思わずポップコーンを落とし、
飛び上がりました。
「違う!僕じゃないよ!
僕はまじめに
ポップコーンを
食べていたんだから!」
「そうかい、でも。。。」
ピヨンはふと、
空へと目をやりました。
当然そこには
何があるわけでもなく、
少し遠くを鳥が一羽
飛んでいるだけでした。
そして、
その鳥の足が
掴んでいるものは。。。
「ハンバーガーだ」
ポッポがつぶやきました。
「ほら!僕じゃなかっただろ!」

第3話 え!トンビはや!神わざね!

待つんだー!
それはリリーのだぞ!」
いくらピヨンが叫んでも、
ハンバーガーを持った鳥は
見向きもせずに、
空のどこかへと
消えてしまいました。
リリーが、
まだハンバーガーの温もりが
残っている手元を
見つめながら言いました。
「すごいね。
あまりに速すぎて見えなかったわ」
ピヨンが腰に手をあて、
ため息をつきました。
「まったく、勝手に人のものを
横取りするのはいけないよ。
でもあの鳥は、
今まで何度もやっているんだよ。」
「え〜、なんで私のなの?
でもしょうがないか〜。
鳥さんだってお腹がすくよね〜
それにしてもすごかったわね。
取られたの
全然分からなかったもの」
リリーが口をとがらせながらも
笑いました。
「…ということで、私は
ポッポのポップコーン
わけてもらおーっと!」
ポッポはえーっ、
と思いましたが、
考えてみたら、
人間用の袋を全部
小さな鳩が
食べきれるはずがないと気づき、
最後は三人で
分け合うことにしました。
ポップコーンを食べながら、
リリーは意外と優しいんだな
と思ったピヨンでした。
いつの間にか、
太陽が水平線のわずか上まで
降りてきていました。
茜空の下を
鳥達が群れを成して
飛んでゆきました。
「僕たちも、そろそろ帰ろうか」
ピヨンが言い、
三人は立ち上がりました。
ポッポは、
もう一日が終わってしまうのには
早すぎると思いながらも、
親友のパッドに渡すお土産を
見つけなければと考えました。

第4話 冒険はまだまだ続くのかしら?

三人が駅までの道へ
向かおうとすると、
リリーが言いました。
「あ、待って!
せっかくだから、
海を近くで見てから帰ろうよ」
「そういえば、そうだね。
僕たちは海を見に来たのに、
ハンバーガーを持っていった
鳥のせいで、
なんだか忘れてしまっていたよ」
「レッツゴー!」
ポッポが元気よくいい、
三人は浜辺へとやってきました。
夕陽を反射する海から、
砂浜へゆっくりと
波が流れてきていました。
「ポッポは、
海の方へと去っていく波を
追いかけましたが、
波がまた押し寄せてきたので
ビックリして、
飛びはねています」
「ポッポ、
あなたは泳げないでしょ。
危ないよー!」
リリーが呼びかけます。
その時、ピヨンが指さしました。
「あそこの鳥…
何か食べているよ?」
「え?」
リリーとポッポが見ると、
少し離れたところで鳥が一羽、
いかにも自分のものだというように
丸いものをつついていました。
けれど、その包み紙には
見覚えがありました。
「あのときの鳥だ!」
「私のハンバーガーじゃない!」
リリーが叫びました。
すぐさまポッポは
その鳥の元へと
駆けだしました。
「さっきはよくもとったなー!」
ですが、
のんびり顔をあげたその鳥、
トンビを見て
ポッポの足は止まりました。
自分よりも遥かに大きく、
鋭い爪を持ったその相手に、
向かっていく気には
とてもなれませんでした。
なにか用か、
とばかりに
トンビがポッポを睨みました。
「ポッポ、もういいよ!
ハンバーガーは
その鳥さんにあげよう!」
リリーが笑いながら
言ってくれたのをいいことに、
ポッポは足早に二人の元へと
戻っていきました。
「そんなもの、
また買えばいいのよ。
さあ、綺麗な海も見れたことだし、
森に帰ろう!」
ピヨンが言います。
「ポッポも一緒にくるかい?
僕たちの森もいいところだよ」
ポッポは
しばらく考えたあと言いました。
「うーん、
僕はそろそろ自分の町に帰らないと。
友達に色々話したい事もあるんだ」
「そっか。
まあ、2回も偶然に会えたんだ。
きっとまた会えるね」
「それじゃあ、元気でね!」
ポッポは羽を広げると、
夕焼け空へと飛び立ちました。
下でピヨンとリリーが仲良く
手を振っているのが見えます。
家へと帰る鳥達の群れを
遠くに見ながら、
ポッポは言いました。
「さあ、僕も帰ろうっと!」
ポッポを見送っている二人の目に、
色鮮やかな列車が映りました。
「ねえ、
このまま帰るのもったいなくなあい」
「そうだね」
二人の冒険は、
まだまだ続くのでしょうか。

 

 

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