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2014年07月13日
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第6回 『夏が受験を制す』 S.Kさん ( WILLの卒業生たち )
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「ほんとにそれでいいのか?」「うん。初めから決めてたことやから」
中3の12月。Sさんは当時唯一残っていた看護学科を持つ、S高校一本の受験を切り出した。普通は誰もがそうするように私立高校を滑り止めで受験する。公立高校受験を失敗した時のための保険のような受験である。けれども、彼女が選択したのは私立高校を受験せず、S高校専願での受験だった。
Sさんが入塾したのは中2の3月。当時の成績は定期テストで200点台の半ば。S高校を受験するにはほど遠い成績であった。だが絶対に「S高校しかない」そう心に決めて頑張ったSさんの努力は周りから見ていてもすごいと思った。
とは言え、成績が急速に上がるのは至難の業である。3年の一学期末300点台の前半まで成績を伸ばしたものの、S高校受験にはまだまだ点数が足りなかった。
そして夏期講習。WILLの夏期講習は日曜日を除いて朝から夕方までびっしりと授業で埋まっている。彼女はこの夏期講習ただの一講座すら休むことなくすべての講座に出席した。それどころか、ほとんど毎日のように夜に塾へ来ては自主勉強にも励んでいたのだ。
「たまにはゆっくりせんと身体壊すぞ」「塾長もおんなじやん。それに家やったら静かに勉強できへんし」
そう話したSさんの顔には毎日塾へ来ることへの疲労感はない、清々しい笑顔が輝いていた。
二学期になって彼女の成績は飛躍的に伸びた。
定期テストで400点を超え、実力テストでも350点くらいまで取るようになったのだ。これならS高校も十分に合格できる学力だ。そうは思ったものの私立を併願しないという。無謀とも言える選択だった。当日体調を崩していれば受験すら出来ない状態も想定されるからだ。それでも全てをSさんは克服し見事に合格したのだ。
後日Sさんに聞いた事がある。「突然成績伸びたし何があったん?」「うち、夏休みに本気で死ぬ気で頑張ったもん。だって塾長いっつも“夏を制するものが受験を制す”って言ってたやん」
Sさんのことを思い出す度に感じることがある。昔からよく言われていた「夏を制するものが受験を制す」ということは真実なのだと。
Sさんは高校卒業後、専門学校を経て看護師となった。頑張り屋さんで人一倍優しい心の持ち主であったSさん。素晴らしい看護師として活躍しているに違いない。
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