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TOPWILLの卒業生たち第5回 『あきらめない心』 K.Y君

2014年07月05日 土曜日 第5回 『あきらめない心』 K.Y君     ( WILLの卒業生たち )

第80回センバツ高校野球大会。その晴れの舞台に当塾卒業生のK君が立った。

K君の「R高校VS下関商業戦」の初戦。白熱した戦いのまま、2-2で延長10回裏を迎えた。
R高校の攻撃。2アウトランナー二塁。バッターボックスにはK君。K君が鋭く振りぬいた打球は前進していたセンター後方に飛んで行った。だが、センターはボールに追いついた。

(あっ、取られた!!)と思ったその瞬間、センターのグラブからするりとボールがこぼれていった。
記録はセンターのエラー。下関商業の選手は泣き崩れていたが、その一打によりR高校は見事勝利を収め初戦を突破したのだ。K君の雄姿を一目見ようと甲子園に駆けつけ、内野スタンドで観戦した私の目の前にK君のサヨナラ打が飛び込んできたのだ。思わずフェンスまで駆け寄り思いっきりK君の名を叫んだ。K君は飛び跳ねながら私の方を向き、何度もガッツポーズをしてくれた。

K君が入塾したのは中1の春。
以来、三年間野球と勉強を両立させてきた。入塾当初のK君は本当にあどけなく可愛らしい少年だった。しかし、少年野球でいつも激しい練習を繰り返すかたわら、決して塾をサボることなく必ず宿題はこなしてきた。この地域で最も難しいM中学校の定期テストで常に400点前後を獲得していた。

定期テスト前でも少年野球の練習はあったが、その練習を終えた後対策授業に駆けつけるK君の姿に、どんなことにも決してあきらめないで物事に取り組もうとする姿勢がひしひしと感じられた。
K君のことを思い出す度に感じることがある。決してあきらめない心があれば思いは通じる。そのK君のあきらめない心が、あの甲子園で輝いたサヨナラの一打に繋がったのだろう。

K君はその後R大学に進学。1年からレギュラーの座を得ながらも、3年生の時に野球選手としては致命傷とも言える、右肩にメスを入れる大手術をした。しかし、その逆境をも跳ね除け4年生で見事ベスト9にも選ばれた。そのうえプロ野球のドラフト候補にも上がったのだ。だが、K君は社会人の大手企業N社に進み、二年後のドラフト上位指名を勝ち取れるよう頑張るそうだ。

今年3月久々に塾へお土産を持って遊びに来てくれたK君。彼の顔は中1の頃のあどけない顔ではなく、精悍な“一野球選手”の顔であった。二年後本当にプロ野球選手になってくれることを心から願うばかりである。

 

 

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