中1は統計を中2は確率を学習する時期なので、授業の導入としてどちらの学年にも「生きていく中では何かをもしくはどちらかを、選択する選択しなければならない場面がたくさんある。その時に、確率の考え方を持って選択することは重要だ。確率に従って決めたからといって毎回正しい選択ができるとは言わない。しかし、確率は必ず収束する。確率を無視して選択することは愚かな行為だ。そのベースになるこの単元は義務教育の中で一番役に立つものとさえ言える。しっかり身につけて欲しい。」といった話をした。
さて、今回の政府の小中高校の休校要請を受けて、当塾も休講を決めた。確率的な考え方で決めたわけではない。そうするにはあまりにも情報が少なすぎる。未知のウィルスということもあるだろうが政府からの発表が少なすぎる。安倍総理の記者会見も少し見たが、「子どもたちの安全を」とかは言われなくてもわかっている。どのくらいの危機的状況だと考えているのかといったことを具体的に聞きたかった。「もっと早くもっとたくさんの情報を出せ」などとどこぞの野党のように文句だけ言ってもはじまらない。今後出てくる情報やデータを待っているわけにもいかない。直ぐに決めなければならない、例え情報が少ないとしても。
そこで、「政府の休校要請」この事実に目を向けてみる。どんな理由があってのことなのかはわからないが、いまだかつてない「全国一斉休校」を決断しなければならないほどひどい状況なのだろうか?危機をあおるつもりはないが、そう考えざるを得ない。とすれば「休講にする」これ以外の選択はない、と。
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