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こんにちは。
KEEN WIT 国語塾の京谷良輔です。
先週、朝井リョウさんの直木賞受賞作『何者』を読みました。
内容は詳しくは書けませんが、若者の生態が分かる作品(私がもう若者ではないと実感させられる作品)であり、「意識高い系」への侮蔑に警鐘を鳴らした作品であり、とにかく心が痛くなる名作でした。
彼は1989年生まれ、私は1985年生まれ。
私が初めて読んだ年下の作家が彼でした。
今年30歳の私。
大好きなプロ野球界では年下の選手が増えてきましたが、彼らに対しては特に嫉妬を感じることはありません。
しかし、業種は違えど同じく言葉を生業にしているという自負があるからか、朝井さんには激しい嫉妬を感じました。
それほどに『何者』は読んでいて動揺する作品でした。
現代社会に生きる人間の心の観察と描写に秀でた朝井さん。
彼には「年下の作家も認められる自分の器の広さ」をアピールしようとする私の下心も簡単に見透かされそうです。
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