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2015年06月15日 月曜日 「の」を「が」に置き換えてみると…     ( 新着情報・塾長日記 )

こんにちは。
KEEN WIT 国語塾の京谷良輔です。

助詞の「の」には所有格と主格があります。
「私の車」の「の」は所有格、「私の書く本」の「の」は主格です。
主格の「の」は「が」に置き換えられます。

さて、芥川龍之介の『少年』では、実際の海が代赭色(泥色)だと知った「彼」(保吉)が、海を代赭色で塗った「浦島太郎」の挿絵を、海は青色だと信じる母に見せる場面があります。
以下は、それに続く描写です。

母は彼の強情さ加減に驚嘆を交えた微笑を洩らした。が、どんなに説明しても、――いや、癇癪を起こして彼の「浦島太郎」を引き裂いた後さえ、この疑う余地のない代赭色の海だけは信じなかった。

2文目の「彼の」に注目です。
この「の」が、所有格なら「引き裂いた」のは母、主格なら「引き裂いた」のは彼です。
そして、微笑を洩らした母が突然癇癪を起こすと変ですので、正解は後者です。
解釈に困ったら、「の」は「が」に置き換えてみましょう。

 

 

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