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第11回子育て通信 頭の良い子を育てる方法�ァ塀乎耄呂鮃發瓩詈�法2)
集中力を高める目的意識
何のために勉強するのかがわかっていなくてやる気が出る子どもはいません。やる気がでなければ集中力は出てきません。小学生の間、子供達が何のために勉強をしているかを理解することからはじまります。それは、お父さん、お母さんに喜んでもらうためなのです。
もちろん、勉強自体がおもしろくてやっている子もいますし、優秀な成績を取って学校の先生や友達から尊敬と信頼を得るためにやっている子もることでしょう。
中学受験の勉強を医者になるためと言って頑張っている子もいます。そのような子ども達でも、実は一番嬉しいのは両親が満足してくれることなのです。医者になるために頑張っていると言っている子供でも、そう言えば親が喜んでくれることを知っているからなのではないでしょうか。
本当の目的意識を持つようになるのは、反抗期が始まった後、親の影響を排除し、自分で考えるようになってからなのです。
どんなに反抗的な子どもでも、親の保護なしでは生きていけないことを本能的に知っています。どんなに親の言うことを聞かない子でも、両親は大好きなのです。
もしなんらかの事情で大好きになれなかったとしても大好きになりたいのです。ですから、勉強することで、良い成績を取ることで、両親が喜んでくれるのなら、頑張りたいのです。
このことを子どもたちが自覚しているわけではありません。本能的に感じているだけです。これを自覚させると子どもたちはもっと頑張れるようになります。
言葉で言えば押しつけになってしまい逆効果です。子どもたちが勉強していることに対して、満足していると言うことが表現する機会が多ければ多いほど、子どもは喜んでもらいたいからもっと勉強しようと言う自覚が生まれるのではないでしょうか。
しかし、頑張らない子どもたちのほうが多いのが現実です。この現実はどこから生まれてくるのでしょう。
それは、成績が悪いと親に満足してもらえないと言うことから生まれてきます。頑張って勉強しても、成績が悪いと親は喜んでくれないのです。
学校の成績は、子どもが10人いれば、当然1番から10番まで順番がつきます。結果、親が満足してくれるのは上位の数名ということになります。成績もなかなか100点は取れません。100点でないと・・・! 結果としての成績でお子様を見るのであれば、褒めて上げられる子どもは少数になってしまうのです。その結果、必然的に勉強が嫌いな子どもが多数を占めることになってしまいます。
成績が良い子はますます勉強し、成績が悪い子はますます勉強しないと言う善循環と悪循環が生まれ、成績の差は広がっていくことになります。
では、成績が良い子は頭が良かったのか、成績が悪い子は頭が悪かったのか。決してそういうことではありません。小学1年生の初めに善循環に入ったか、悪循環に入ったかでその後の運命が決まるのです。
つまり、「始め良ければ全て良し。」、ということなのです。
では、今、悪循環に入ってしまっている子ども達はどうすれば良いのでしょうか。それは、成績で子どもたちを見ないことです。勉強しているかどうかで、見るのです。成績が悪くても、毎日勉強していれば満足してあげることです。褒めてあげることです。結果として成績が良くなくても、「頑張っていれば必ずいつか成績は上がるよ。」と励ましてあげることです。事実、努力は必ずいつか報われます。
その体験をする方が、成績を上げるよりも、もっと大切な教育と思います。教育の目的は、努力すれば必ず夢はかなうと言うことを教えることであって、問題が解けるかどうかは、さして重要ではないのではないでしょうか。
では、努力と言うのはどのくらい勉強したら良いのでしょうか。実は、「頑張って勉強する。」という言葉は、子どもによってその解釈はまちまちです。
10分毎日勉強すれば頑張ったと思う子もいれば、毎日3時間やらないと頑張ったとは言えないと思っている子もいます。他の子どもたちがどのくらい勉強しているのかがわからないからです。
一日3時間勉強しなければ頑張ったことにならないと考えている子どもたちは、中学受験の学習をしていて私立中学に入りたいと思っている子どもたちです。
ですから、子どもたちは自分なりの解釈をするしかないのです。この解釈の違いが成績の差としてあらわれてくるのです。
また、親と子の間でも、この解釈の差があります。子どもは毎日10分やれば頑張ったんだと思っていても、親は1時間くらい勉強して欲しいと思ってしまいます。ここで、もっと頑張りなさいと言っても、子どもは「頑張ってるもん。」と思ってしまい、反発してしまいます。勉強時間で頑張っているかどうかを子どもと話し合うのは結構難しいのことです。
実は勉強時間を考えたとき、だらだらと勉強して集中力が身につかないと言う問題も起こってきます。ですから、勉強時間が長い方が良いと子どもたちに思わせるのは危険な場合もあります。
学校の宿題や塾の宿題で勉強時間が少ないようであれば、新たな課題を与え、やるべき内容を決めることです。例えば、塾では国語・算数しか習っていなければ、理科や社会の問題集を買ってきて、教科書と問題集だけで自分で勉強する課題を作るのです。
つまり、勉強時間を伸ばすのではなく、課題を増やし、「短い時間で勉強しなさい。」と言うのです。課題を増やすことでお子様の同意が得られれば、短い時間で勉強しなさいと言うことは、無理難題であったとしてもお子様もやりたいことなのでさほど問題は起きません。
大切なことは、課題の量を話し合って決め、その課題をやっているのであれば、成績と関係なく常に褒めてあげると言うことです。そうすれば、子どもたちは勉強嫌いにはなりませんし、集中力を発揮してくれます。
また、大事なことは、課題を増やす時、お子様の同意が得られる量に抑えることです。勉強の習慣が身につけば、勉強時間は短くなってきますので、その時また課題を増やせばいいのです。決して、無理強いをしないことがポイントです。
中学生になったら定期テストの目標を作らせる。
中学生になると保護者の満足のためには勉強してくれなくなります。むしろ、親が喜ばないことをすることが嬉しくなったのではないかと思うくらい変わってしまいます。ですから、ご参考のため中学生になったらどうしたら良いかをちょっと触れておきます。
小学生の時と同じような対応では、逆効果になってしまうからです。
反抗期とは、親の影響力を脱し、自立するための行動です。ですから、親の意見をできるだけ排除し、自分だけでものを考えようとします。これは、子どもが大人になるために必要不可欠なことで、反抗期に入ったらお子様が成長している証ですから、喜んであげるべきことなのです。
しかし、この反抗期の対応はかなり難しいものです。今日から反抗期に入りますと言ってくれたら楽なのですが、じわじわと反抗的態度が増えていくので、最初は、親も子も何が起こっているのかわからなくてぎくしゃくしてしまいます。
どうせ、いつかは反抗期にはいるのですから、小学生から中学生になる時に、子どもに対する対応をこちらから変えてしまうのが、問題が起きなくて良いのではないかと思います。中学1年生になったら、大人として扱ってしまうのです。
反抗期の子どもたちは、自分で考えたいと思っていますので、「中学になったら定期テストがあります。これからは、この定期テストで何点取りたいか自分で考えて、その目標点を取れるように自分で計画して勉強するようにしなさい。」と話して、これからは自分のことは自分でやりなさいと言っておくのです。
満足の視点を、自分で計画してやれているかに変更するのです。この時、計画を見たり、勉強時間が足りないと言ったりはしないことがポイントです。
定期テストが返ってきた時、「何点取りたかったの。目標とした点数は取れたの。」と聞き、目標点が取れていたら、その成績がどんなものであっても満足して上げることです。
中学ではクラブ活動があります。特に、体育系のクラブ活動では、長いことクラブ活動をやってきた中学3年生の頑丈な体をした先輩と同じ練習をしなければなりません。中学1年生と中学3年生では大人と子どものような体格差があります。
特に中学1年の1学期は、練習にも慣れていませんので、大変なのです。正直、勉強どころではないのです。ですから、お子様の大変さを十分理解してあげることが良いかと思います。
しかし、定期テストで70点取れていないと、次の単元に行った時に次第に学校の授業がわからなくなります。今習っていることは、次の単元を理解するための基礎知識になっているからです。
ですから、必ず70点以上は取っていなければなりません。そのことを伝えて目標は70点以上にすること、70点取れなかったら部活をやめてでも70点以上を取らなければならないことを伝えておかなければなりません。その上で、お子様に任せるのです。
善循環と悪循環がその後の運命を決めると書きましたが、中学1年生になった時も小学1年生の時と同様、この循環の転換期になります。ですから、中学1年生の1学期の成績で中学時代の成績が決まると言っても過言ではありません。
お子様に任せると言っても中学1年生の1学期の成績は重要なのです。ですから、この時期はよほど子育てに力を入れなければなりません。そのためにも、中学に入ったらお子様を大人として扱うことによってやる気を引き出し、頑張ってもらわなければなりません。
こう書くと、お子様が作った目標点を取っていれば満足して下さいと言ったことと矛盾するようですが、これは悪循環に入らないための方法であって、成績は良いにこしたことはありません。
特に、中学1年では、小学校の成績はあまり影響しませんから、良い成績をとるチャンスなのです。算数の計算や速さ・割合の理解などは多少影響しますが、その他はほとんど一から始まるようなものなのです。数学でも、計算さえできていれば、速さ・割合がわかっていなくても70点は取れます。ですから、お子様に自信をつけてもらうためにも、1学期は頑張ってもらう必要があります。
注意しなければならないのは、小学校と違ってお子様に考えてもらうようにしなければならないということです。指示をして動かそうとすれば逆効果です。1学期は成績を上げるチャンスであること、1学期の成績が中学3年生までの成績に大きく影響すること、中3の先輩と一緒に練習するのは大変だから無理をしなくてもよいことなどの情報提供に徹して、その情報を基にお子様に考えさせるのです。
集中力を伸ばすと言うテーマから少し外れているように見えるかもしれませんが、中学生になれば、自分で目標を決め、自分で計画を立てて勉強をすることが集中力を高めることにつながるのです。皆さんが、かかわればかかわるほど、反抗心から勉強しなくなってしまいます。親の喜ぶ顔を見たいために勉強すると言うことはなくなっているのです。
将来、どんな大人になりたいかを考えさせることも大切ですが、中1の時期はそれどころではありません。学校や部活に慣れるだけで大変なのです。しかし、定期テストははじめてなので、明確な評価が出る定期テストは嫌でも意識します。ですから、目標点を決めると言うことは嫌がらずにやってくれます。定期テストの目標点を作ると言う短期の目標は、具体的な行動につながりますから、目標点を取るために頑張ることができます。その結果集中力も育って来るのです。
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