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第10回子育て通信 頭の良い子を育てる方法�ぁ塀乎耄呂鮃發瓩詈�法1)
集中力の重要性
集中力は記憶力や理解力を発揮するにも大きな役割を持っています。同じ記憶力と理解力であったとしても、集中力が発揮されていないときは、記憶力や理解力は十分な効果を発揮できません。その意味では、最も重要な能力だともいえます。
記憶力や理解力が目では確認しづらいのに対し、集中力は勉強している姿を見るだけである程度見えてきます。
集中力が極度に高いときには、声をかけても気づかないほどです。逆に集中力がないときには、ぼんやりしていたり、周りのものにすぐに気を取られたりします。子どもの勉強している姿を見ると、集中できているかどうかはすぐにわかります。集中している子どもは、鉛筆の進む速さが速く、見つめているところは一点に定まっています。集中していない子どもは鉛筆のスピードにムラがあり、時々周りを見渡したりします。
目で見てわかるということは子どもを育てる上で大変重要なことです。
勉強をしている子どもの姿を見てすぐに問題を発見し、今日からでも集中力を高める子育てにかからなければならないということがわかるからです。
記憶力や理解力はそういうわけにはいきません。まずは成績がでるまで待たなくてはなりません。成績がでても、記憶力の問題なのか理解力の問題なのかはわかりません。学校の授業を真面目に聞いてなかっただけかもしれません。勉強法が悪いのかもしれません。あるいは、家庭学習の時間が足らなかったからかもしれません。
集中力とは何か
目で見て集中しているかどうかは簡単に分かるのですが、日によってむらがあります。分かりやすいようで分かりにくいのが集中力とは何かと言うことです。
子供によって対象が変われば集中力も変わります。例えば、昆虫が大好きな子供は昆虫図鑑を見ている時は目が輝いていて、簡単に集中できることが分かります。そういう子供でも、関心がないサッカーの番組を見る時には集中していません。つまり、好きなことには集中力を発揮できるのですが、今やっていることに興味が無い時には集中力は発揮できないのです。では、興味が無いものには集中力が出ないと言うことが、集中力が無いことを意味するかと言うとそういうわけではありません。集中力の能力としての高さは、好きなものをやっている時にどこまで集中できるかと言うことなのです。ですから、勉強している姿を見て、うちの子は集中力が無いと考えるのは早計です。勉強の時に集中力を発揮できないだけなのです。
集中力が有るのに勉強する時だけ集中力を発揮できていないのか、それとも集中力そのものが低いのかを見極めなければなりません。
これは、一見難しそうですが、実は簡単です。ファミコンをやっている時や遊びの時に夢中でやっているようであれば集中力はあるのです。その集中力が勉強の時に発揮できないだけなのです。
集中力そのものが低い場合は、遊びの時も熱中できません。どんな場面でも、熱中した姿を見ることができません。子供の日常が不活発な印象を受けます。
つまり、この世に熱中できるほど好きなことが無いのです。そのような状態は非常に危険ですが、そのような子供は稀です。ですから、集中力が低いと思われる子供の大半が、勉強に集中できないだけなのです。
小学1年生になった時に、すでに子供達の集中力には大きな個人差ができています。と言うことは、集中力は勉強で作られるものではないと言うことになります。そうです。集中力は好きなことをやっている時に作られるのです。ですから、集中力の低い子供はほとんどいないと言っても良いと思います。後は、勉強が好きになれるかどうかが課題なのです。
集中力の育て方
能力としての集中力を育てるには好きなことを見つけさせることとその好きなことを思いきりやらせてあげることです。これは、小学校に行く前から始めなければいけませんが、小学校に行き始めて、勉強が始まってからも続けなければなりません。
集中力は年齢と共に高まり続ける必要がありますし、好きなことができなくなったら退化してしまうからです。大人と子供の集中力にはやはり差が有ります。集中力の持続時間や深さが子供と大人ではだいぶ違うのです。
小学1年生では集中力の持続時間は15分くらい、小学6年生では50分ほどになると言われています。ですから、小学1年生に同じことを1時間も続けさせるのは無理なのです。学校の小学1年生の授業で50分集中力を持続させるには、教える内容を変えたり、声を合わせて音読したり、生徒に発表させたりと言った変化を付けて行く必要があります。
集中力を育てるには遊びは非常に重要な役割を持っているのです。元気に遊んでいるお子様を見て、遊んでばかりいて勉強をしないと嘆かないで、今集中力を育てているのだと思って喜ぶようにしてください。
勉強で集中力を発揮させる方法
遊びで集中力を育てても、勉強に集中できなければ困ったものです。ここからは、勉強で集中力を発揮させるにはどうすればいいのかです。好きなことには人は集中力を発揮できるものです。ですから、勉強で集中力を発揮させる方法は簡単です。勉強を好きにさせればいいのです。
難しいのは集中力を育てることでも勉強に集中力を発揮させることでもなく、勉強を好きにさせることなのです。
勉強を好きにさせる方法の第一は、勉強していない時に勉強しなさいと言わないことです。勉強をしている姿を見たら偉いねと褒めることです。褒められたことは好きになりますし、叱られたことは嫌いになります。
勉強していないから叱ったのであって、勉強を叱ったのではないと思われるかもしれませんが、人の大脳はそうは考えません。勉強=叱られたこと=嫌なこととして記憶するのです。理屈ではなく感情で記憶するのです。
褒められたら、勉強=褒められたこと=好きなこととして記憶するのです。褒められたり叱られたりした時に、感情が引き起こされますが、その時、その感情を引き起こすホルモンが大脳に放出されます。このホルモンは、勉強と言う言葉に対し、褒められたり叱られたりした時の感情に応じたホルモンを条件反射的に放出するようになるのです。ですから、勉強という言葉と共に褒められたら勉強を好きになるし、勉強と言う言葉と共に叱られると勉強が嫌いになるのです。
勉強が嫌いな子供が多いのは、勉強している時に褒める親より勉強をしていない時に叱る親の方が圧倒的に多いからです。
もう一つの方法は、勉強時間をできるだけ短くするように指導することです。勉強時間が長い方が良いと思う人が多いのですが、それは大きな間違いです。頭を良くするには勉強時間が短い方が良いのです。勉強時間が長い方が良いのは、受験勉強の時だけです。普段はできるだけ短い時間で勉強するようにさせ、効率的な勉強の仕方を身につけさせることです。
そのためには、勉強時間を子供の意志に任せることです。学校の宿題や塾の宿題は必ずやるように指示をして、勉強時間は子供に任せるのです。そうすると、子供は勉強時間を短くするために、速いスピードで勉強します。
第7回の「学習スピードを速くする」でも書きましたが、この学習スピードこそが集中力を高めるのです。
勉強時間が長いほど良いと言う価値観を持ってしまうと、スピードが上がらず、集中力が身につきません。皆さんも一度試してみればすぐに分かることですが、できるだけ早く字を書こうとすると全力を振り絞る必要が出てきます。全力を出すことが実は集中力なのです。
勉強では、スピードこそが集中力を高める最も効果的な方法なのです。時には、「いつまで勉強しているの。早く勉強を終わりなさい。」と言ってみてください。勉強はできるだけ短い時間でするものだという価値観をお子様に持たせてください。そうすれば、勉強は嫌なものではなくなります。そして、集中していると時間のたつのを忘れてしまいますから、以外にも勉強時間は長くなるのです。
そうやって獲得した能力で受験の時に長時間勉強させると良いのです。
もう一つの大事なことは、勉強の目的を自覚させることです。志望校に合格したいとか、将来こう言う仕事をしたいと言う目的意識がはっきりしているほど勉強に集中できます。
集中力を発揮できる環境を作る
日によって集中力は変わるものだと書きましたが、その大きな原因は悩みやストレスです。集中力を発揮するには精神的にリラックスした状態が必要です。ですから、学校でいじめにあっていたり、両親の夫婦喧嘩が絶えなかったりでは勉強どころではありません。
そんな極端な例ではなくても、ちょっとしたストレスでも勉強には集中できません。家庭では、仲良く円満な人間関係を築いておくことが大切です。成績は、家庭の円満さに比例すると言っても過言ではありません。
勉強部屋の環境もたいせつです。勉強部屋にテレビやファミコンがあったら、その誘惑に負けてしまいます。負けないまでも、その誘惑と戦いながら勉強しなければなりません。そうなると、勉強には集中できなくなります。漫画本も同様です。勉強部屋にはファミコンや漫画本は置かないことです。机の上も勉強道具以外は置かずに、きれいに整理しておくことです。勉強部屋が汚くては集中できません。
集中力は習慣とも関係があります。毎日決まった時間に勉強を始める習慣を付けると、自然に勉強に集中できますが、勉強する日は長時間勉強するけれど、勉強しない日はまったく勉強しないという生活では、勉強に集中するのは難しくなります。
また、今まで勉強していなかった子供が、受験が近づいて勉強を始める場合も、最初はなかなか集中できずに勉強が進みません。しかし、毎日勉強を続けることで集中力は高まってきます。勉強すると言うことに慣れることで、勉強に対する集中力を発揮できるようになるのです。ですから、最初は焦らず、短い時間から始め、少しずつ勉強時間を長くして行くことです。
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