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第4回子育て通信(小学1年生から小学3年生までの関わり方�◆�
(小学低学年の時期は成長に大きなむらがあります。)
小学校低学年の子ども達は、一人ひとりその能力に著しい差があります。
この成長の差は、遺伝的な原因よりも生育環境の違いによることが多いのです。
お母さんがいつも話しかけたり、絵本を読んであげたり、子どもの話を聞いてあげると言語能力が発達してきます。
いつもお母さんと外で一緒に遊んだり近所の子ども達と遊び回ったり、スイミングスクールに通ったりしていると運動能力が発達してきます。
子どもたちの成長の差が、生育環境の差から生まれているとすると、お母様方が子どもの能力の差を作ったということにもなります。
そして、今からもしばらくは、お母様方の影響力は大変大きいのです。
(子ども達の成長の差が個性です。)
成長の差を気にしすぎて心配するあまり遅れているところを取り戻そうと努力をすると、たしかに人に追いついてきます。しかし、人より成長が速いところも、同時にもっと伸ばすことを考えていないと、平均的な能力を持つことになるだけで、個人差が消え長所が消えることにもなります。
実はこの個人差が個性なのです。
人より優れているものがあることが良い意味での個性です。その優れているものを伸ばしていこうと考えることのほうが大切です。
これからの教育に求められているのは、同じような能力をもった子ども達を育てるのではなく、個性的で自ら学ぶ意欲を持った子ども達を育てていくことです。
そのためには、短所に着目するのではなく、長所に着目し長所を伸ばすことです。
短所に着目する教育は、もともと嫌いなことを学ばせるのですから、子ども達は勉強嫌いになってしまいます。
しかし、長所を伸ばす教育は、子どもの好きなことを学ばせるのですから、ますます学ぶことが好きになっていきます。
もちろん、短所についても何もやらなくて良いというわけではなく、最低限のことはやっておく必要があります。
(いつも動き回りじっとしていないのが、子どもの自然な状態です。)
小学校低学年時期の子どもたちの心臓の大きさは体に比べて小さく、血液を体全体にいきわたらせるためには心拍数は大人よりかなり速くなっています。
このことが子ども達の行動を迅速なものにしています。また、血液が低く、行動を起こすためには時間がかかります。静かにしていて急に素早い行動は出来ません。
小さな子ども達がすばしっこくちょろちょろ動き回るのは心拍数のリズムに導かれ、行動が速くなっているのです。
ですから、無理に静かにさせれば、子どもの能力の育成に重大な支障をきたします。
子どもの動きを止めることは、大脳と体の成長を妨げるだけではありません。
実は、もっと深刻な事態を引き起こします。
それは、成績を上げきれない状態に陥ります。
そのような子ども達に共通していることは、動きが緩慢で、もの静かであるという点です。
好奇心だとかやる気というような『心のエンジン』というものが育たないのです。
(子どもの動きを止めると『心のエンジン』は小さくなります。)
実は小さな子ども達は動き回り刺激を受け続けることによって、大脳や体の発達を促すとともに、『心のエンジン』を作り上げているのです。
好奇心ややる気は行動につながりエネルギー発散量を増大させます。
子どもの動きを止めてしまうと、このエネルギー発散量を低下させてしまいます。
そのような状態が続けば、体も心も、エネルギーを発散する能力が低下してしまうのです。
子どもの動きを止めるということは、この『心のエンジン』の成長を妨げ、何事にも無関心で無気力な子どもを生み出してしまうのです。
『心のエンジン』の小さい子どもにどんなに勉強を教えても学習意欲に乏しく、学習スピードも遅く、なかなか成績が上がらないのです。
どうかお子さんをのびのび遊ばせて、『心のエンジン』の大きな子どもに育ててください。
(第4回子育て通信から抜粋)
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