こんにちは!BREST吉原の大里です。 BREST吉原は、港南中を対象とした学習塾です。
最近、こんなニュース記事を読みましたので、皆さまにも共有します。
【子どものやる気が上がる?「成績アップのごほうび」意識調査】
https://select.mamastar.jp/287583
BRESTという塾を運営している我々にとっては、この事実は何とも悲しいことです。
まぁ確かに、親御さんのお気持ちも痛いほどわかります。
子どもに勉強しなさい、と言いたくない。言うと、すぐに「やる気なくなった」だのと駄々をこねる。
そんな息子・娘さん相手に、何かご褒美を設けて勉強をやらせる。
やらないよりはマシだし、やっている最中に火が付けばよい。
この記事によると、約65%のご家庭が子どもにご褒美を上げているそうですね。
やる気にさせるためには、【目的】というものが不可欠です。
ゴールのないマラソンほど、辛いものはありませんね。
何事においても、目的意識をもって行動をしていかなければなりません。
これは勉強にとどまらず、全ての物事において当てはまるものです。
確かに、ご褒美は良い方向に働く面もあります。
我々学習塾でも、例えば頑張ったご褒美にシールを上げよう、とか、塾のポイントを付けてあげよう、などと色々とやっています。
しかし、ご褒美を上げて勉強をさせることをずっと継続してしまうと、子どもはいつしか「ご褒美がないと頑張れない子」になります。
つまり、目先の損得のみで物事を考えてしまう傾向に陥ってしまいます。
これはあまり良い状態とは思えませんね。
このことを、我々は「外発的動機付け」と呼んでいます。
外発的、ということは、その逆。内発的動機付け、というのも存在します。
つまり、「何のために勉強をするのか」というものを自分の中できっちり持っている状態です。
この高校に行きたい、テストで良い点を取りたい、あの子に勝ちたい、などなど。
長いこと塾をやっていると、各学年に何人かはこういう子が出てきます。まさしく、我々子どもたちを教導するものが目指すべき理想の子どもたちの姿です。
「けど、せんせ。それってその子が優秀なだけでしょ?」
確かに、それもありますね。
全員が全員、こうなれるわけではないことも分かっています。時間がかかるものです。
ただ、自分から「勉強やりたい」、と口に出す子。口に出さずとも、あのお調子者の子が机に向かって一生懸命に問題と向き合っている姿は毎日毎日目撃します。
それはなぜか。
我々が勉強の「楽しさ」というところに目を向けて授業をしているからです。
楽しさに目覚めた子は、この先どんなことにも自ら楽しみを見出し、自分の力で歩いていくことができます。
本来、勉強は楽しいものであるべき。
ご褒美なんていらない。
勉強ができることそれ自体が幸せなことだ。
・・・とBREST生全員が思ってくれることが、我々の根底にある目的です。
長々と話しましたが・・・
この目的を見失わないように、そして見ている皆様にも分かってほしい、という思いで書きました。
学習塾に終わりなし。今後も目的に向かって突っ走っていきます。
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