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“伸びるノート”の作り方<心得編> |
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実施日 |
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●●● 意識として親が注意すべきこと
■■■ 見た目で判断しないこと ■■■ |
――― きれいなノート = 良いノート とは限らない
第1弾の「悪いノートの見極め方」の最初にご紹介した「キレイなノート」は要注意です。見た目のきれいさだけで良し悪しを決めてはいけない、ということです。 キレイに書いたその奥に潜んだ心理を見極めることが重要です。 ――― 乱雑なノート = 悪いノート とは限らない ノートの書き方としてはあまり良くなくても、乱雑に(速く)書くことは、頭を速く働かしている表れということもあります。 もしそうであれば、むしろ大いに誉めるべき点なので、ノートの書き方とは切り離して認めてあげなければなりません。 つまり、どんな目的や意識でノートを書いたのか、ということを常に見てあげる冷静な目が必要となるわけです。 |
■■■ 親の几帳面さや希望を押し付けない ■■■ |
――― あくまでも自分で考える姿勢を崩さない
最初はどうしても、親の感覚や価値観で細かく言い過ぎてしまいます。 そうすると、「見せるためのノート」になってしまいますので、一転して“悪いノート作り”になってしまいます。 自分で考え、工夫して書く、が基本です。 ――― たまにチェックがちょうどいい ノートチェックも子育てそのもので、過保護でもいけないし、放任でもいけません。 絶妙なタイミングでアドバイスできるのは、親以外にはいません。 自立した学習を進めることができるようになることが大事であることを念頭に置いて欲しいと思います。 |
●●● ノート作りの3つのポイント
■■■ ポイント 1 <ノートの意味を考える> ■■■ |
――― ノートはただの “記録帳” ではないということ
ノートを作ることの意味をしっかり理解させることが、真っ先にやらなければならないことです。 ノートは単に記録しておくものや、メモ帳ではないということ。 ――― 何のため? 誰のため? を自覚させる 何のため・・・ 1. 後で見直すためのもの 2. 自分の間違いを発見し、理解し直すためのもの 3. 考えるときに頭の中を整理するためのもの 4. さらにもっと頭を働かせていろいろな考えをひらめかせるためのもの 誰のため・・・ 人に見せたり、評価してもらったりするためではなく、他ならない自分自身のためのもの。 |
■■■ ポイント 2 <用途別に分ける> ■■■ |
――― 目的に応じて揃える
「授業用のノート」 「演習・練習用のノート」 「知識整理用のノート」 「語句ノート」 など学習の場面場面に応じて、上手に使い分けます。 まずは、何が必要なのか、どのように使い分けていったらよいのか、という目的意識をしっかり持つことから始まります。 また、学習が進んでいくにつれて、別の目的のノートが必要になってきたり、今まで使っていたノートが不要になったりする場合もあるでしょう。 その時々できちんと見極めて対処してください。 ――― 自分で判断させる これらは、子どもが高学年以上だったら、親が与えてあげたり強要したりするのではなく、自分で必ず考えさせてください。 そして、ノート作りはやってみないと何がいいのか悪いのかわかりません。 失敗を何度も重ねながら、試行錯誤してようやく 「この方法だ!」 というものが見つかります。 ――― ノートは贅沢に このとき、無駄になってしまうノートには目をつぶってあげてください。 物を大切にするという意識はもちろん大前提ですが、ノートだけは贅沢に使って欲しいものです。 ですから、使いかけのノートを他に流用したり、取り敢えず仮のノートとして使ったりすることは絶対避けてください。 |
■■■ ポイント 3 <書き方を考える> ■■■ |
――― どんどん工夫をさせる
ノート作りには、必ずこうしなければならない、という決まりもルールもありませんので、どのようなものを用意してどう使い分けるかは工夫次第です。 そして、書き方も同様に絶対的なものはありません。 学習を進めながら、どのように工夫したら効果的か効率が良いかを常に考える姿勢をもつことがとても大事だということです。 ある工夫によって、理解がしやすくなったり速くなったり、勉強そのものが楽になったり面白くなったりすると、さらに工夫をしようとする姿勢に自然となっていきます。 まさに、学習の好循環です。 ※ノートの用途別分類の一般的なものは、実践編でご紹介します。 |
●●● 最後に
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子どもの勉強を「ノート」の視点から見ると、いろいろなことが見えてきます。
わが子に対する発見や親自身の気付きがあります。 学校の様子が想像できたり、学習内容のつまずきを発見したり、意外な能力に気がついたり、価値観や思考パターンがはっきり見えてきたり、性格的な長所や短所が改めて浮かび上がってきたり、そして親自身の間違いにハッと気付いたり、と副産物はとても多いのです。 子どもと適度な距離を保って、共に学んで欲しいと思います。 |
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